UK/FR旅行日記 「パリ編 070315-070322」 −友人に会いに、そして建築も見た、かも。− tanabe

「ロンドン編 070311-070315」から、ようやくパリへやってきたタナベの
旅行記。 引き続きM美とともに、今度はパリ在住のJ子に会いに。
そしてやっぱり建築もちょろっと。ぼちぼちアップするのでどうぞ。


これは地下鉄の1日乗り放題切符の Mobilis(モビリス)。英語で1Dayでも
通じます。パリ市内だと1、2ゾーン内有効で5.5ユーロ。 後述のサヴォア邸
(Poissy駅)に行くなら、1〜5ゾーン内有効で12.3ユーロ(2007年6月現在)。

購入したらすぐに日付と名前を記入しないと、
たまぁに来る検札に、罰金をとられるので要注意。
ちっちゃいメトロマップも同時入手で便利、のはずでしたが。。。


読めません。フランス語。

私のように連れまわしてくれる友人がいないアナタは、指差し確認で、ね。
●参考になったサイト+本
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[ARCHITECTURAL MAP/FR] ロンドン編と同じ建築ガイドサイト。
[ヨーロッパ建築案内1] 渕上正幸著/TOTO出版/2500円
98年出版のものなので最近のものはありませんがデビュー用
としては充分。
[パリノルール]
メディアファクトリー/1890円 (左下)
出発直前に友人が貸してくれた本。「フランス語のできない人が
ディープにパリを楽しむためのガイドブックです。」 と帯にあり、
なるほどその通りの、すでに行った気になる優れ本。楽しめます。

[intramuros design paris 2007] これも同じ友人が貸してくれたガイド本。
楽しめます。切り口をデザイン関係に絞って各店紹介。毎年更新。大型
書店やミュージアムショップなどで販売。最新版購入7ユーロ。
(右下)


       
   
          ●3月15日(木) 15年ぶりに3人出会う
          ●3月16日(金) サヴォア邸は白いでー/ケ・ブランリーで疲労
          ●3月17日(土) ボンジュー!マカロン
          ●3月18日(日) マルシェとブランクーシ、時々ポンピドゥ/デジカメ騒動
          ●3月19日(月) 雪まみれのロンシャン
     ---------------------------------------------------------------------------*ちょっと重たくなったので、ここから別ページ。
          ●3月20日(火) アラブではしゃぐ/ルーブルは定休日
          ●3月21日(水) ラロッシュ邸にサヨナラ、リプシッツ邸でカステラ
          ●3月22日(木) シャルルドゴール−成田−伊丹


●3月15日(木) 15年ぶりに3人出会う ==================================================================================
2ヶ月以上もたったあとの掲載なので
記憶がぼんやり、です。たぶん夕方、
M美とともにパリ北駅着。J子と再会。
いったん家に向かい荷物を解いてウダウダ(また!)。結局、近くのイタリアンへ夕食に向かう。
途中、こんなディスプレイに、うひゃひゃひゃぁぁぁ、と奇声を上げながら。
     
 普段使いのラフなお店。取り仕切るネエサンに見とれながら、ステキなテーブルに期待大。


 満載のパスタが到着する頃には、撮影どころでは。
 で、帰ってからまたウダウダウダウダ。。。
     

●3月16日(金) サヴォア邸は白いでー/ケ・ブランリーで疲労
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さ、2日目。 いよいよフランス行き2大目玉のひとつ「サヴォア邸」に向かう。
朝から上り調子の3人は、地下鉄の駅名入れて写真をとろうとするも、このアリサマ。

御堂筋線か。。。? 

新たな証拠品として、フランスな地下鉄車内を撮影。

ポワッシー駅に到着。京都でいうと阪急桂駅に降りた感じ。
ここから50番のバスで向かう。歩いても20分程度らしい。

    
ぼーっと乗ってると、白い小さな箱(小屋)が右手に。 「J子!ここやたぶん!」 。。。たぶん、て。
でも 、何にも読まなくてもフラ語アナウンスが分からなくても、やっぱりコルビジェ先生のサインな箱、でした。
これは、門番小屋、らしいです。
     
        
テンションあがりますなー。。。。。。。。。敷地入口には特に門番も居ず。。。。。。。。林を抜けると。。。。。。ほらほら見えてくるよ!
     
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サヴォア邸 Villa Savoye

  1931年竣工
  設計:Le Corbusier(ル・コルビュジエ)
  住所:82, Chemin de Villiers, 78300 Poissy
  TEL:01 39 65 01 06
  FAX:01 39 65 19 33
  E-mail:villa-savoye@monuments-france.fr
  Open every day except Mondays
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コルビュジエ設計のフランス、パリ郊外のポワッシーにある近代建築の住宅。

コルビジェが提唱した 「近代建築の5原則」
       1、「ピロティ−」
       2、「屋上庭園」
       3、「自由な平面」
       4、「横長の連続窓」
       5、「自由な立面」
の完成形が「サヴォア邸」といわれています。
(コルビジェとその仕事に関するサイトや文献は
 もうそこら中にどっさりあるので、割愛します)
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話には聞いていましたが、やっぱりこちら側が正面でしたねー。サヴォアの顔、としてよく知られている写真
は、ウラ側です(あとの写真) 。分かっていても見慣れていない側なので、すんごい違和感あります。
他の国の建築本ではどうなんでしょうか。やっぱりウラ側が主役?宙に浮いた感が強いから?
 
     
       
いやぁ。。。すごいですねぇ。本物がありますよ、ちょっとぉ。  学生達の勉強会もあちこちで開催中。それを横目で見ながら裏側へ。。。
     
。。。どどん!

よく出来た模型みたいですねぇ。
     
木立があって
これ以上引いて撮影できないんです素人は。
みんなやっぱ脚立、かなぁ。
     
 
回り込むとこんな感じで元来た庭に続きます。
かっこいー、て素人感満載の私、プロです一応。
で、ここが入口。このキワキワまで灰皿が置いてあるのが、さすがフランス、現実的な自由の国。  各国パンフもあり。ロンドンではまったく見なかった
日本人も、さすがにここではチラホラ。
     
       
入ってすぐに受付があり、入場料を払う。学生さんは学割を使うべし。 そしてもうもう目の前に色々(!)あるのでさらにテンション上げてよし。
 ↑ 入口正面に2F行きスロープ      ↑ その左手に螺旋階段(使用人用?)   ↑ スロープ中間で見返し         ↑ 中間から2Fを見る
     
   
そのスロープ壁にリネストラランプがついてる。
これ。。。いるのかなぁ。。。
床にはこういうのが貼ってある。コルの詩、かな。
これは壁とかにも随所アリ。
 リビング扉取っ手。
     
 
で、さっきのスロープ突き当たりにリビング。学生満載。お天気も良かったので、室内ポカポカ。
     
 
ここからメインテラスを見るのですね。大きな開口は2分割されてどどーんと引戸に。
     
   
ここが可動部とFIXとの分かれの部分。 そしてこのハンドルをぐるぐる回して開ける訳です。て、試せなかったけど。
     
      
リビングを出たところ。左手のキッチンへ。 入るとまず狭いパントリー的なゾーン。ここの左手がリビング、右手がメインキッチン。
     
   
ここがメインキッチン。 戸棚扉にもコルサインあり。
     
  
こんなプチコーナーもあり。ここがミョーにいいです。 小さくて囲われてて日当たりよくて絶好の本読みウダウダ場所的な。
     
   
ここが浴室。あのベンチもありますねぇ。ちょっと試してみたかったけどスケッチ坊やの邪魔なので遠慮。
     
       
で、次の部屋がこんな感じ。そこからメインテラスへ。正しい手摺の使い方。     こんな庭も見ながら。。。          フォトジェニックぅぅぅ。。。
     
  
ここから外部スロープで屋上へ。
     
  
     
   
 さらに塔屋から螺旋階段が1Fまで直通。最初にみた階段ですね。    フォトジェニックぅぅぅ。。。
     
      
 降りて、さっきのリビングとテラス方向を見る。  どちらも小さな開口ですね。大きな開口は意外となくてリビングのテラス出入りだけ。
というわけで、もうお昼をまわって、とっくに見学者たちは消えうせ、館内はニンニクのいい香りが立ち込め、スタッフたちのランチタイム。
あぁぁぁぁ、堪能。長いこと居過ぎー。
   

いならサヴォア。また来るから。。。

。。。って、だからこれは 門番小屋!

いならサヴォア。また来るから。。。

。。。やっぱ良く出来た 模型?

     
さて。半狂乱見学のあとはもう放心。
空腹ながら駅前のテキトーなカフェ
メシでお茶をにごしつつ
ラ・デファンス(新都心)へ。

右2枚が新凱旋門。


ものすごく大きいです。。。
  
一応、遠くに見える旧凱旋門も、とっとく。


ま、新宿ですな。


本日の小目玉、ケ・ブランリー美術館に向かう。 
これは最新の建築。というわけでチョイ期待。
が、しかし他2名はこんなことに付き合ってて

楽しいのか!?  
 
     
で、これがそう。
セーヌ川からのアプローチ。

というか、この横断歩道のまん前に
入口があったらしいんだけどまったく気づかず。
上品すぎるのよねぇ。。。

で結局、右側ガラス壁に沿って
ぐるーっと回り込むことに。

 
     
かかかかっこいーーーー!
これ植物、本物ですよ全部。
植えてます。エコ?
いやー、でもかっこいーーー。
期待増大。
     

本来の窓枠の外側に
ステンレスらしき外枠があるんです。
植栽部分の水槽的な水仕舞い用だとは
思うのですが、それがガラスと植物をギリギリまで
近づけててエッジが効いてて。。。

かっくいーーーーー!


ま、途中、エッフェル塔なんかも
寄り道できます。

     
 
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ケ・ブランリー美術館/MUSEE DU QUAI BRANLY

  2006年竣工
  設計:Jean Nouvel(ジャン・ヌーベル)
  住所:27, 37, 51 quai Branly 206, 218
      rue de l'Universite 75007 Paris
  Phone: 01 56 61 70 00
  Fax: 01 56 61 70 01
  Opening : Tuesday to Sunday, 10:00-18:30
         Late opening on Thursday
         until 9.30 p.m.
  Closed on Monday

  メトロ:Iena または Alma-Marceau
  入場料:8.5ユーロ
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アラブ世界研究所とかカルティエ財団とかを設計
した人です。 巨匠です。 2006年6月オープン後、
3日間は無料だったらしく3時間待ちだったとか。
美術館というより、各国の原始美術を集めた博
物館。さきほどのガラス壁の方がセーヌ川に面し、
この写真は、その裏手側、です。
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上写真の左手がこんな感じ。 この向かいに別棟でミュージアムショップ。 インフォメーションゾーン。右手に展示階へのアプローチのスロープ。
 
展示内容は良かったのですが。。。
1見学者、としてなら

あんまりやでジャン。


導線がものすごしんどいです。
写真のようにながーい建物の端から端を
行ったり来たりしなきゃ見られないようになってる。
さらにロフト階もあるんだけど
そこへの階段がひとつ。上って先へ進んだら
また同じところへ戻らなきゃいけない。

登山か?登山なのか?!


人も多いし暑いし。
1時間でギブ。 友人たちは30分でギブ。
そして、1Fカフェでウダウダダラダラ。
ま、たぶん朝から見学し続けで疲れてたのかも。

教訓:建築見学は1日1件に。

でも、夕食はJ子(&母)のおごりで、
パリィィな感じのレストラン(ビストロ?)に。

リッチな気分で帰宅。
     

●3月17日(土) ボンジュー!マカロン ================================================================================
     

この日は、M美がロンドンに帰る日。
サンジェルマンあたりをぶらついてお買い物、にJ子と
付いて回る。 ボンマルシェやラファイエット、プランタン
などで ワイン、パン、チーズ、マカロン、とマダム買い
する彼女の背後でヒソヒソ。

私  「ちょっと、あの真っ黒いマカロンなに?」
J子 「なんやろなぁ。黒すぎるなぁ。」
私  「聞いて聞いて!」
J子 「えぇぇ?いややん。」
私  「あれ食べ物ちゃうで絶対。ちょっと聞き!」
J子 「ムッシュー、ナンタラカンタラ。。。フンフン。。。
    分かったぁ!パリの子供が必ず食べる植物系のお菓子!
    めっちゃまずいねん。ネバネバして。」 とみけんに特大しわ。

すると、悲しみをたたえたながら
ムッシュ 「。。。マダーム、とても美味でございます。
      よろしければ いかがでございますか?」

私&J子 「いただくでございます!」


とっても美味だったよムッシュ。メルシーボクー。メルシーM美。
日本でマカロンと信じて食べたモノはひょっとするとモナカ?
ちなみに、アーモンドをけちるとパサパサするらしい、です。

Laduree ラデュレ
   ○75 av des Champs-Elysees 75008
   ○16 rue Royal 75008
   ○64 bv Haussmann 75008
   ○21 rue Bonaparte 75006




そうこうしてるうちに、ユーロスターが止まってるぞ連絡が入ったり
して、少し慌てる。晩の便までゆっくりして、の予定を切り上げ、
帰宅&荷造り&駅へ。夕方チェックインして、動き始めてるらしい
ことを確認して早々に送り出す。まずは一安心。
夕食を済ませ帰宅。



何故この日の写真がまったくないのか?

それはロンドンで撮り過ぎたから。

その顛末はいよいよ明日!
     

●3月18日(日) マルシェとブランクーシ、時々ポンピドゥ/デジカメ騒動 ======================================================
     
1人減って、さらにダラダラしながら起床&朝食。一歩も動かないナマケモノ化した2人(アタシか?)が、ようやく腰を上げたのは昼。

J子 「ほら、もうこんなことしてたら1日終わるで。」
私  「んー。。。めんどくさい。」
J子 「 ラ・ヴィレット公園とかどうするの?もう行かへんの?」
私  「行かへん。。。」
J子 「 もー。ほな今日、日曜やし近くでマルシェやってるし、行こか?食べ物とかいあっぱいあるで。」
私  「。。。行こかな。」
      

でも先に、J子が通っている合気道クラブへ挨拶しにいく(オカンか)。マルシェ通りの一角にこんな路地があって。。。通り抜けると意外に大きい空。
ちょっとした中庭があってそれに面していくつかの貸し教室。この中で深く静かに日本の武道が行われている。不思議ー。

J子 「ボンジュー。ペラペラナントカカントカ・・ミワ・・アレコレ。」
先生 「ボンジュー」

私  「ボンジュー・・・・」
 以上終わり。 だってわかんないもん。

なんかでも観光じゃない日常にお邪魔してちょっと楽しい。
さぁ、いざゆかん食材の宝石箱に!
      *後日談:つい最近、3段の試験に合格した、らしい。 すんごいですねぇ。

   


いいですねぇ、市場。おなか空きますねぇ。
みんなバンバン買ってます。この白いのは
特大カリフラワー。バレーボールぐらい(!)。

     
    
。。。あぁぁぁーーーーーー。
    
。。。うぅぅぅぅぅーーーーーー。
     
キリがないので、雨も降ってきたしカフェへ。
こんな店でこんなランチ食べて、パリっ子気分。
郊外だけど。

すんごく美味しかったこのプレートは、
アンドゥイユ(だったかな?)という「腸の腸詰め」。
くどい感じの名前ですが美味。
ハーブテイストのこてっちゃんinこてっちゃん。
ここでは8ユーロか9ユーロぐらい、だったかと。
伝統的な食べ物らしいので、みなさま是非。
   
     
 さて、いったん帰宅。ウダウダペチャクチャダラダラ。(またしても)
お茶の時間も越え、本気で、今日は出かけなくても、、、というムードになりつつあるも、
せっかく来てるのに、とJ子が気をもむので、そうね、やっぱり何か見に行きましょう、と外出。もはや17:00。
そうだねぇ、ポンピドゥーセンターあたりにでも行きましょうか。 ブランクーシーも見たいし。
 ポンピドゥーセンター到着。
こちらは遅くまでやってるので
後回しとして、この右手すみっこに
ブランクーシ美術館が、ちょこーんと。
   
     

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ブランクーシ美術館/Atelier Brancusi

  1997年竣工
  設計:Renzo Piano(レンゾ・ピアノ)
  住所:Place Georges Pompidou 75004 Paris
  Opening : (たしか18:00前後)
  入場料:無料
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彫刻家ブランクーシのアトリエを再現する美術
館。30分もあれば見て回れる小さいスペース
ながら、 トップライトからの自然光が柔らかく
ふりそそぐ、ピアノならではの美しい空間。
ぼーっと長居ができます。タダで。すごい!

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入口。三角屋根のところにトップライトがある。                最初は作品群。トップライトで彫刻がより立体感を増す。通路も柔らかい光。
     
    
上の作品群とこのアトリエ再現ゾーンに分かれているが、平面上はひとかたまり。その周囲を一周する単純構成。展示がまたセンスがいいのです。
ブランクーシに興味がなくても、ぜひこの空間を体感することをおすすめします。ホントにいいから。
     
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ポンピドゥーセンター/Centre Pompidou

  1977年開館
  設計:Renzo PianoRichard George Rogers
  (レンゾ・ピアノ&リチャード・ロジャース)
  アクセス:メトロ11番 Rambuteau駅下車。
  オープン時間 11:00〜21:00 火曜定休
  料金 7E、18歳〜25歳は5E
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2大巨匠のパートナーシップで出来た仕事。
パイプむき出しのハイテックスタイルは当時
どえらい批判もあびたらしいのですが、今や
パリの一大観光スポットのひとつ。美術館、
図書館、研究所などを抱える文化施設です。

もともとこのあたりは、市場などがあり下町
な感じだったらしいです。そこを文化ゾーン
に再開発計画され、生まれ変わったとか。
ちなみに、2007年に上海、2008年にフランス
北東のメス、と相次いで分館が開設予定。
最近の海外有名美術館は他国へ営業盛ん。
がんばれニッポン!
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これがポンピドゥー前の広場。こういう風景の中にドカンと。。。さすが自由の国フランス。で、これが入ってすぐ2階から見たところ。左手にミュージアムショップ
があり、かなりテンションあがります。1階左手に本屋があり、さらにあがります。疲れて美術館に行くのを止めるほど。。。 さいならポンピドゥーーー。
     

さてこの日、夕食後。J子の友人宅へ。  目的はひとつ。


「ボンソワー、パソコン貸して! 」


素晴らしく気のいい夫婦は、夜分のお願いにイヤな顔ひとつせず
お茶と美味しい手作りケーキをふるまってくれて、
たっぷり1時間もPCに張り付く日本人を、温かく見守ってくれました。

デジカメのデータをいったんノートに取り出して
USBメモリに移すだけの作業になぜ1時間もかかるのか?
それは。。。

128MB、1本しか持って行ってなかったから。。。

なんでかなぁ。なんで256持っていかへんかなぁ。

結局、ロンドンの写真すべてと、パリの今日までの写真を見直し。
削除・さくじょ・サクジョ。 
よし、これで入るか、とまとめると、20MBオーバー。
もう一回、削除・さくじょ・サクジョ。。。
こんなことを繰り返し繰り返し。。。結局、

200MB分ほど、捨てました。。。合掌。

デジカメって怖いですねぇ。
シャッターボタンをもっと重くすればいいのに。
なかなか押せなかったらいいのに。
半押しのたんびに
「ホンマに撮るんか!?」って音声案内でればいいのに。

それにしても。。。近くにいててくれて本当に助かりました。
メルシーボクーーーーーー!

     
     


●3月19日(月) 雪まみれのロンシャン ================================================================================
     
そんなこんなの週明け。初めての郊外へ。いや、郊外のレベルじゃなかった。
列車で4時間、あと1時間乗ればスイスのバーゼルまでいっちゃう、という地方へお出かけ。
ロンシャンという町にあるコルビジェ設計の教会を見に行きます。
本当は前入りして1泊してから朝に訪れると理想的なのですが、今回は強行軍。
    
駅名なんだったかなぁ。とにかく朝5:00起床の6:30着。 スタンドでオジサマたちに混ざって腹ごしらえ。 異常な車両数に迷うがなんとか乗車。
がっらーんとした中、7:00出発。 途中、のどかな田園風景に見とれていると何故か不穏な天気に。 そして11:20、猛吹雪のなか、BELFORT駅着。
駅前からバスを探すも、猛吹雪の前にあっけなくダウン。タクシーでロンシャンに向かう。こんな日に旅行なんて、と運ちゃんもあきれ顔。
   
20分弱(約3000円)で到着。

これは、敷地の入口。左手に受付。
入場料(寄付金?)を払っていよいよ中へ。
ほらほら見えてくるよ!
  
     

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ロンシャンの教会
(ノートル・ダム・デュ・オー礼拝堂)
/Chapelle Notre-Dome-du-Haut(Ronchamp)


  1955年竣工
  設計:Le Corbusier(ル・コルビュジエ)
  住所:Colline de Bourlemont,
       70250 Ronchamp
  アクセス:(後半に記載)
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フランス−スイス国境近くの町、ロンシャン
丘に建つ教会。現役です。元々あった教会を
建替えたもの。 そのいきさつを漫画本にして
売店で販売しています。なぜ買わなかったの
か、ものすごく後悔中。

サヴォア邸を設計してから24年後の仕事。
手びねりで粘土造形したような形で、窓もラン
ダムに開けられ、四方全て違う顔を持つので
すが、ファインダー越しには全てがフォトジェ
ニック。白い景色に浮ぶ教会は必見です。
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さて、雪の中に教会。本物です。かなり感動です。当然私たちしかいません。降りしきる中、「しぃーん」って音が聞こえるぐらい静か。もうこの瞬間からJ子の
存在は消滅(写真には時々映っていますが)。
     
これが左手の面。
写真背後側に鐘あり(右下写真)。
     
        
こうやって改めてみると、やっぱり雪景色の中で見られたのはラッキーだったのかも。全体が白く霞んでいて「荘厳」ってこういうこと?て感じです。
     
さらに回り込むとこんな感じ。
ちょうどこの反対側が、
最初に丘を上ってきた方向です。
階段右手のすきまのようなあたりに
茶色いドアがあり、ここから入ります。
右下にいるのがJ子。
教会のボリュームが想像できると思います。
     
      
オモテ側と同じくこちらの窓もバラバラに色んなサイズが配置されています、これが中からどう見えるのかは後ほどのお楽しみ。。。
     
最後の顔がこんな感じです。
舟がどーんと乗ってるように、というよりは
白い景色の中にあっては
まるで浮いているように見えますね。
コル先生は青空の景色ではなく
雪景色をイメージしたのかひょっとして。
     
        
ご想像通り「アホほど」撮影してます相変わらず。。。病気ですね。 このお立ち台(正式名称知らず)の向こうは、こんな祭壇状のものが。右端に鳥の彫刻。
     
      
相変わらずキリがないので、そろそろ中へ。 ここからではなく先ほどの木の扉から。 この扉はRC。取手の左上の丸いのは、ホタテ(違うと思う)の型。
     

これが内部。
例のバラバラの窓から
カラフルで小さな光が差し込みます。
マニアでなくとも、かなりグッとくる光景。

     
        
     
         
     
我に返ったときにはすでに、J子ほぼ凍死。
ゴメンゴメン。 もうじゅうぶん。
って言ってからまた長かったりして。


必ずまた来るぞ。今度は夏。

帰りに売店で暖まる。
人懐っこい、を越えた「あつかましい」猫が
まっすぐ向かってきて強引にヒザの上へ。

店主 「アラアラ。ふふっ。」

客A 「すっかり友達だねっ!」

。。。丁重に下へおろして モロモロ物色再開。
     

パンフに混ざってこんなチラシ発見。

「聖クララ・シスター会をロンシャンの丘の上に」

ふんふん。

「建築家はレンゾ・ピアノ」

。。。え? マジ? 言い切ってるし。
こんなことが可能なのか。
イヤ、ピアノ設計の教会とか見たいけど。
ここで いいのかロンシャン町民。

さすがフランス自由の国。

   
     
売店からのながめ。
メンテナンスのために来ている現場系の人も
「すっごいなぁ。」としばし休憩。
このあたり炭鉱場だったらしく名残が帰り道に。

帰りはロンシャン駅から。3時間もあるので
町をぶらつくもカフェひとつ見つからないまま
またしても猛吹雪。

ロンドン以来の遭難事件か!?

慌ててタバコ屋で教えてもらった
名ばかりのピザ屋で遅い昼食。

これが何ともアメリカンなうらぶれた感じの店。
人生をほぼあきらめた感満載の主人と常連客。
そんな全てにイラつく妻が不機嫌に調理する。
たまらんC級ロードムービーに参加してるエキ
ストラ気分が満喫できます。 必ず立ち寄れ!
  
 
そして問題のロンシャン駅。 来る前の私とJ子の会話。


  J子「現金これだけしかないけど、ま、いっか。」


  私 「いやー田舎町やし、たぶんなーんにもないで。イロイロ準備したほうが・・・」

  J子「大丈夫。フランスの駅には売店もATMもあるし。」

  私 「イヤイヤ田舎はどの国でも一緒やで。そんなもんあるわけない。」

  J子「いーや。絶対ATMある!」

  私 「どんな田舎でもか!」

  J子「そうや!」



どんだけ幼い会話やねん。
もちろんなーんにもなかったのは言うまでもありません。  ホームとベンチと時刻表だけ。

バス停かと思いました。。。
     

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<ロンシャンの教会へ日帰りで行く方法>
パリ東(エスト)駅 (Paris Est) 07:10発
        → ベルフォー駅(Belfort)11:25着

タクシーで約15分(約3000円)で、教会着。
 *本当はバスが11:50発のみあるらしいが
   私たちは見つけられず。

ロンシャン駅(Ronchamp)17:42発
       → Vesoul駅 18:12着

Vesoul駅 18:26発
       → パリ東駅 22:00着

 *帰りもタクシーでベルフォー駅まで戻れば、15時以降、1時間に1本でパリ行きがあるようです。
   右はVesoul駅。 「ter」という超キレイでふかふかシートのローカル電車。 自転車置き場もあります。