UK/FR旅行日記 「パリ編 070315-070322」 −友人に会いに、そして建築も見た、かも。− tanabe

          ●3月15日(木) 15年ぶりに3人出会う
          ●3月16日(金) サヴォア邸は白いでー/ケ・ブランリーで疲労
          ●3月17日(土) ボンジュー!マカロン
          ●3月18日(日) マルシェとブランクーシ、時々ポンピドゥ/デジカメ騒動
          ●3月19日(月) 雪まみれのロンシャン

     --------------------------------------------------------------------------------------*このページはここからです。
          ●3月20日(火) アラブではしゃぐ/ルーブルは定休日
          ●3月21日(水) ラロッシュにサヨナラ、リプシッツでカステラ
          ●3月22日(木) シャルルドゴール−成田−伊丹


●3月20日(火) アラブではしゃぐ/ルーブルは定休日 ===================================================================
     

すったもんだの強行軍ながら、達成感いっぱいで熟睡した翌日は
お約束のウダウダウダウダ。
とはいえ、さすがに帰国日もせまっているので
少しでも何か見ておこう、と昼には出かける。

昨日の牧歌的風景から一変してのセーヌ左岸。
なんか、久しぶりのパリィィィな街並みに心躍らせる日本人。

 
  
途中、こういう建物あり。大学らしい。改築中だかで囲われているが、みなさん見えるかしら、ほそーい意匠柱の奥の暗がりにカーブした梁らしきものが。
このビル、大きな構造柱は中央に1列あるだけ。そこからキャンティレバーで大梁が外へのびて、このでっかいビルを支えてる。

地震はないのか、フランスに!?

「世界で3番目に高いのにまったく揺れない上海にある超高層ビル」 に上ったとき以来の戦慄を覚えましたが。。。

さすが自由の国、フランス。

   
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アラブ世界研究所/Arab World stitute
(INSTITUT DU MONDE ARABE)


  1931年竣工
  設計:ジャン・ヌーヴェル(Jean Nouvel)
  住所:1, RUE DES FOSSES
      ST-BERNARD 5区
  オープン時間:10:00〜18:00  月曜休
  メトロ:7、10号線/JUSSIEU
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アラブ世界の文化、精神世界の研究機関とし
て設立。アラブの伝統的な窓飾りをモチーフ
にした、カメラレンズ絞り状のアルミユニットと
透明ガラスで構成されたファサードが有名。

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お分かりいただけるでしょうか。ものすごく天井が低い。わざと。 ほらほら。 入口セキュリティも。 ロビーも。 かっこいーーーーー。
     
    
壁、箱ともにガラスのエレベーターでいったん屋上まで。パリ市内一望です。アラブレストランもあり。そこから階段で降りてみます。
     
    
階段からエレベーターコア越しに向こうの通路を見たところ。どれが実像でどれが虚像だか。。。美しいですねぇ。。光に反応して絞りが開閉するんです!
     
      
閉じたところ。ちょうど、晴れたり曇ったりめまぐるしく変わる日だったので「シャーッ」という音のたび、あっちへこっちへ大騒ぎ。 セーヌ川から見たところ。
     
予算があるのかアラブ人気質なのか
あるいは
ジャンヌーベルに敬意を表しているのか
とにかく、ガラスはとてもキレイでした。
1Fには本屋、他にもギャラリーや図書室など
があり、充実した施設です。

堪能してセーヌ川沿いを散歩しながら
ルーブル方面へ。

途中かっこいい寺院が見えたと思ったら
かの有名なノートルダム寺院でした。
     
近くにあったボート乗り場
バトビュス、というボートバスです。
とその脇に、花壇屋根のかわいいボート発見。


後日談:J子の友人の誕生日パーティがあり、
ここへ招待された、とのこと。
ステキですなぁ。

   
     
ちょっと休憩。
絵に描いたようなパリカフェ。
奥にはなぜか、江戸時代風景の壁画あり。

カフェとジェラート付エスプレッソで5.8ユーロ。
ここのエスプレッソが超美味。
店名忘れた。。。

だいたいどこもですが、パリカフェは
テラス席が一番高く
その次が店内テーブル席。
安くコーヒーを飲むなら
カウンターで立ち飲み、とのこと。
  
     
ちょっと雲行きが怪しい中、
それでも ルーブル美術館へ。
見えてきました。。。

が、あまりの強風と寒さに
向こうの広場へ出て行く根性のないヘタレが
ここに満載。
かくいう私たちも、
「いこかー」「ウワー」「キャー」 「アカン」
を繰り返しながら10分後にようやく突入。
     
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ルーブル美術館/Musee du Louvre

  ルーブル美術館改修計画1989年竣工
  設計:IM.ペイ(Ieoh Ming Pei )
  住所:99, rue de Rivoli
  オープン時間:9:00〜18:00 火曜休
  メトロ:1,7号線Palais Royal Musee du Louvre
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この広場にあるガラスピラミッド部分や内部が
改修計画。 超巨匠建築家ではあるが、そんな
ことをみじんも感じさせない吉本系風貌
ポンピドゥーと同じく、2009年フランス北部に
分館オープン予定。(設計:SANAA=妹島・西沢
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上の写真は裏側。

遠くから見ると水盤の上に
ガラスピラミッドが浮いているように見える。
その水の中を歩いている人が見えたので
近寄るとこんな感じ。
     
通路があったのね。ナルホドナルホド。
さすが先生、と思いながら
正面へ廻る。



と。。。
人が異常に少ない。 並んでない。
     

そうか、ルーブルなんていまさら見に来る人も
少ないのか、 のんびり撮影していると
J子が、またしてもみけんにしわを寄せながら
入口から戻ってくる。


J子 「閉まってる。」

私  「は?」

J子 「休み。」


。。。うーむ。
あまりにもボンヤリな2人でした。
似たタイプのテキトー人間たちとともに
ボーと入口をながめる。

      
     
どうする、どうする、なんで休むねん、とか
なんで調べてない、とか、みにくく言い争う中
アラブとカフェで上ったテンションは
とめどなく下がっていく。 しかも寒いし。

と歩いていると、地下ショッピング街入口発見。
ひょっとしてここから逆ピラミッドに?と
あわてて降りる。最初にあった掃除道具店。
おしゃれグッズのみの、すましたお店。
ただ、そこにあった右写真のクツ入れ。
ナイスアイデア商品ですねぇ。
鉄板打ち抜いて折り曲げただけ。
めちゃめちゃ買いたかったもののひとつ。
   
     
はい、ありました。 ショッピングモール奥に。 こうやって見ると想像したより美しいのですが。


近寄ると、ガラスがのけぞるぐらい汚い。
敬意表されてないですねぇ。 はい、キーック!


    
     
でもま、逆ピラだけでも見れたからいいか。
地下街をひとわたり見回って地上へ。

模型が展示されてました。
手前が水盤と地上ピラミッド。

その向こうが地下街(地上面をとっている)。
ちっちゃい逆ピラが。

ロビーのような地下鉄からのエントランス。
遺跡の展示やなんかで演出。
太っ腹です。
    
     
地上に出ると、ちょうどチュイルリー公園。
さてどうするか。 中途半端な18:00過ぎ。

公園内にあるはずの
先日見つけ損ねた本屋に行こう、 と
歩き出したとたん、大粒の雨。

あちこちで雨宿りしながら
(公園だから木とかに)、
途中、メリーゴーランドも。

こんな雨の日なのに子供を遊ばせてる母あり。

     

ようやく公園正門横に発見。
庭関連に絞った本屋さんで、グッドです。
もう少し早く行けばよかったのですが
19:00で閉店。


Librairie des Jardins
Place de la Concorde 75001 Paris
Domaine National du Louvre et des Tuileries
Metro : Concorde
Tel. : 01 42 60 61 61
Mel : Francoise.Simon@louvre.fr


   
     
ついで、というほど近くないが
地下鉄に乗って
同じセーヌ川沿いの国立図書館に向かう。
もうすぐ帰国、と思うと
どんどん欲深になる。

駅から見たところ。
高さ100mのL型ビルが中庭を囲むように
4棟建つ。

この13区ベルシー地区はいわゆる再開発地域。
建築規制がかなり緩和されているらしく
もうすぐオープン、なガラス張りのビル群が
林立する。
     
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フランス国立図書館(ビブリオテーク)
Bibliotheque Nationale de France
    *フランソワ・ミッテラン図書館

  1994年竣工 1996年開館
  設計:ドミニク・ペロー(Dominique Perrault)
  メトロ:14号線
      Bibliotheque Francois Mitterrand駅

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私のヘボ写真より分かりやすいムービーがサイ
トに用意されているので、行った気分でどうぞ。

このビル4棟の地上部は大半が書庫。
右下写真は日差しをさえぎる可動の木製ボード。
中庭に面して巨大な地下閲覧室がある。
電子図書館ガリカも運営されていて世界中から
アクセスしてデータ閲覧可能。
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ふきっさらしの中をウロついたおかげで
身体の芯まで冷え切る。
だいたいパリ入りしたとたん大寒波。
でもコートなし。日本暖かかったし。
これで風邪を引かないアタシっていったい。。

帰途、乗り換えた駅。
真昼か、てぐらい明るくて植栽がワサワサ。
陽のない所に木は育つ。

ヴァンセンヌまで戻ってから初日に行った
イタメシ屋へ。ほっこりしてると人がワサワサ
近くのお城へ。 ん?何かあるの?

あわててゴチソウサマして出てみると。。。
     
こんなことやってました。
お城の主塔にイロイロ映像映しながら
奥で生演奏。

どうやら長らく改築中だったのが完成。
そこで今年から一般公開を再開するらしく、
そのプレイベントが今日だけ。
詳細はこちら。
     
      
入口の跳ね橋付近は大混雑。新聞を読まないJ子は近所在住なのにまったく知らず。偶然入れた2人は有頂天。この石畳にも紋章が投影。
     
      
最初の写真と同じ主塔。 色や映像が次々変化する。 「かっそえぇぇー!」連発(かっこいーのワンランク上)。 教会の中。取材もいっぱい。
     
      
これは今現在から建造までさかのぼるカウント。 物語が投影されながら音楽が流れて。。。すんごい贅沢な感じでしたよ。
堪能して帰宅したときにはすでに0時近く。 いやぁぁぁ、今日も長いし欲張ったねぇ。
     


●3月21日(水) ラロッシュにサヨナラ、リプシッツでカステラ ===============================================================
     
さぁ、帰国前日。さすがに慎重に行動せねば、と
行きたいところリストと、おみやげリストを検分。

ふーむ。 やはりコルビジェ、行きますか。
パリ市西はずれのブローニュの森付近に
近代住宅がかたまっている地域がある。
ま、全部はムリなので
現在、ル・コルビジェ財団事務所になっている
ラ・ロッシュ=ジャン・ヌレ邸と、あと1つ2つ。

効率良く2、3カ所廻りたいが
行き方が良く分からず、リストと地図をにらんでいると
あっという間に11:00。
いつもは横からやいやい言うJ子が
妙に黙って見守っている。
  私 「ロダン行って、ラ・ロッシュと1、2ヶ所、住宅行こうかな。」

J子「んー。。。でも16:00にT木さんと待ち合わせてるから。」

私 「そうかー。全部ムリかなー。何の用事?」

J子「ちょっと。でも待ち合わせ場所はジャスミンやし近いよ。」

私 「あ、ラ・ロッシュと同じ駅か。んー、でもここで1時間見て、移動して・・・」

   ぶつぶつ検討する私を横目に時計を気にするJ子。

J子「そろそろ出な間に合わへん。」

私 「それ遅らせられへん?」   J子「 アカン。」
  。。。なーんかオカシイ。
     
    ちょっと不機嫌になりながらようやく外出。
ともかく、まずはロダン美術館へ向かう。
     

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ロダン美術館/Musee Rodin  

  住所:77, Rue de Varenne 7区
  オープン時間:9:30〜16:45
  メトロ:13号線 Varenne駅
  料金:5E 
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彫刻家ロダンが晩年を過ごしたビロン邸が美術館。
1919年に開館。大理石像ほか多数の作品がぎっしり
展示されている。 庭にもブロンズ像が点在。
お天気さえよければ、庭に面してカフェもあり
かなり長時間楽しめる場所。
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ステキな光りっぷりはロダン父。    いくつもの部屋にぎっしり。     KISS何とかってタイトル大理石像。       小さなブロンズ像が隅にぽんっと。
     
        
人も多いし、展示も無造作で、演出らしい演出は何もない。なのに見るほどにどんどんはまっていく不思議空間。ファンでもないのに。
     
                  
確かに家をそのまま使う、ということが演出か。でもアトリエではない。 圧倒的な物量に巻き込まれたか。。。            ふぅぅぅぅ。
     
          
お気に入りのコーナー。ガラスケースにびっちりこのダンス習作シリーズが。                しぇぇぇぇー。           ニジンスキー
     
たっぷり2時間。 もはや1時をまわる。
もうちょっとゆっくりしたかったが
あわてて、次の目的地、ラ・ロッシュ邸へ。
     
最寄り駅上るとル・コルビジェ財団はこちら、のサインが。
しかし、空腹には勝てず手近なカフェに飛び込む。

14:00という中途半端な時間にもかかわらず超満員。
ムリムリ座ってほっこり。比較的新しい店らしく若い店員
がキビキビ動き回り好印象。  店名忘れる。。。

注文した肉ランチ。わりとあっさり目の味。
やはりフランスでも、新しい店は薄味方向なのか。
でも美味。
でもレア。 ミディアムって言ったじゃん。
でも満足。
こうなると動き回るのがおっくうに。
大丈夫、入店時点で、ラ・ロッシュ邸はパス宣言済み。
   
     
でもT木さんとの待ち合わせ時間もせまり
J子のあいづちも、うわの空っぽくなってきたので
移動開始。
結局、もう一度地下鉄に乗り、それからバス移動。

途中、新しい教会のようなもの発見。
断わって 見せてもらう。

外壁は大理石の薄板張り。
中は、ちょっと変わった席配置。
議会かなんか開く感じ。

得した気分になる。
  
     

さて、指示通りのバス停で降りるとT木さんが。

どーもー、初めましてー、と挨拶もそこそこに
どんどん住宅街へ入り込んでいく。
J子も黙ってついていくし
アタシはどこへ何しに? 今日が最終日なのに。
ラロッシュ邸あきらめたのに、と追いかけると。。。

ん、この看板は。。。? リプシッツのとこでは?

門を開けてどんどん入っていくT木さん。
何がナンだか分からないまま、
あわててついていくと、目の前に。。。
     
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リプシッツ=ミスチャニノフ邸/
maisons Ripshitz - Mieschaninoff


  設計:Le Corbusier(ル・コルビュジエ)
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キュビスム彫刻家2人のアトリエ兼住居。
手前がミスチャニノフ邸。 奥の赤い建物が
リプシッツ邸。 内側で、中庭を共有している。
この住宅街自体が塀で囲われ、私道に面して
いるので、基本的には見ることはできない。

驚き、である。

渡欧前にピックアップはしていたが、 手入れが
ひどく荒れ果てている、との情報もあり、(特に
リプシッツ邸が)見学リストからはずしていた。

T木さんに「ほらほら写真とれば?」 といわれて、
あわててシャッターを切るが、
まだ事態がのみこめていない。
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間違いない。そうです。
この赤い建物、リプシッツ邸の屋上から笑顔の
ステキな女性が手を振って中へ入るよう招く。
1Fの扉が開いて、これまたナイスガイが顔を
出し、私たちを迎え入れてくれた。
え、中に入るの?ここへ?誰の家?!
J子も詳細不明らしく、キョトンとしている。

T木さん、アナタ何者?
     
中に入ると最初にアトリエ。住人に紹介される。
ここでようやく事態の説明が。

ここはT木さんが勤務するアーティストのアトリエ。
そして、彼女はフランス在住でJ子の友人。
で、J子が日本から建築やってる友人が来る、と
話したら、私の勤務先がコルビジェ設計の住宅
だよ、と聞かされ、見れたら喜ぶだろうなぁ、と。

そこでT木さんがボスに事情説明して
外から見るだけなら、と了解を得たらしい。

   
  入ってすぐのアトリエ。右下が入口。 奥にもうひとつアトリエ。
     
ようするに私へのサプライズプレゼント、ですね。
絶対他の人はダメ、今回だけよ、と釘をさされな
がら、先に説明すると感動が薄れると、欲張った
J子は、ヒッソリこの日を待っていたらしい。
だから不審な動きだったのか。分かり易いヤツ。

ただ、2人とも中はダメ、と聞いていたのでビッ
クリしたらしい。いやぁ。。。。持つべきものは友、
ですなぁ。 ホントびっくり、しか言葉が出ない。

とにかく、さっきまでぶつぶつ言ってたことは
コロリンと忘れて「どんどん撮りなさいよ」の言葉
に、とにかくカメラあちこちに向けるが、こういう
あせった時って、ろくな写真がとれてない。
  
  アトリエから中庭へ。左手にミスチャニノフ邸がある。           小さな小さな階段で屋上へ上る。
     
イマイチ実感がないまま屋上へ。
現在は、夫婦2人とパートナーの計3人で
アトリエを運営している。
ここは賃貸で、隣のミスチャニノフ邸に
大家さんが住んでいる。 3年待ってようやく借り
たが、うわさどおりのひどい状態だったらしい。
修理しつつペンキを塗直し、出来る限りオリジナ
ルに復元したとか。どうしてもムリだったのが、
本来リプシッツ邸とミスチャニノフ邸を繋いでい
たはずのブリッジ。大家がぶった切ってしまって
いたらしい。 賃貸で出ていることもすごいが、
それを壊す大家も怖い。
     
2Fリビング。手前にキッチン、奥に
寝室があり、バスルームが隣接。
この青色もオリジナル。
彼らのお気に入りプチコレクションが点在。

唯一彼らの意思で塗り替えたのが
ベッドルームの壁。外壁と同じ赤茶色だった
らしいが、ただでさえ狭い部屋が
さらに陰鬱に見えたのでやむなく白色に。
ただし、その色がわずかに透けて、オリジナル色
が判別できるようスタッコ風に(右写真)。 脱帽。
    
     
窓の向こうにはハカイダー大家が住む
ミスチャニノフ邸。





下左の写真は
2Fリビングの読書コーナーのような場。
屋上から光が落ち、気持ちいいスペース。


     
ひとしきり見せていただいた後、ティータイム。
お茶とカステラをよばれる。いただきものらしい。
不思議な感覚でぼーっとしたままご馳走に。

右端のパートナーは、手土産に持っていった
住宅特集に食いつく。
そういえば、この雑誌を日本で買っていくこと
になったいきさつから妙ではあった。
家に興味がある知人がいるから、と頼まれ
どんなのがいいの、と聞いても要領を得ない。
でもかたくなに1冊でいいから、と言い張る。
要するに彼らへのお礼としてだったのね。
確かに数冊、はおかしいわな。

   
     

本当に気持ちのいい人たちで、 ぐずぐずしてい
ると、あっという間に2時間たっていた。
これはいけない、と重い腰を上げる。
メルシーボクー人になった私をせきたててJ子
とT木さんは、ペラペラと挨拶を済ませて外へ。
いやぁぁぁ。。。なんか夢のような時間でした。
本当に本当にメルシーボクー!


         
     
さて。
何故かこのあたりからテンションが上ってくる。
びっくりしすぎてたのねぇ。来た方角と反対方向
の出口へ向かいながら 徐々に興奮度合い
を増してきたせいか、次々にめぼしい建築が
目に入ってくる。

というより、マレ=ステヴァン通りに出たみたい。
1930年前後の有名住宅通り。近くにあるブロー
ニュ市役所横の30年代ミュージアムで近代建築
散策マップを配布しているらしいが間に合わず。
   
     
            
上の写真は、連棟で
左から、マレ=ステヴァン、ル・コルビジェ、
レイモン・フィッシャー。 現在は、塀が立ちは
だかり、1階まで見えず。ここら辺一帯は、
サインを見つけなくても、あ、あれ誰かの設計、
とすぐわかるほど、近代住宅がキラキラ林立。
  
     
日が落ち始めているのでゆっくり見るのを
あきらめバスに乗る。でも地下鉄に乗るので
すぐに降りる。と、T木さんが
「ここにもコルビジェの建物あるよ」
と悪魔のささやき。 いやーもう満腹なのに。
でも聞いてしまうと行かねばネバネバなるまい。
場所を聞いて歩いていると、
それらしき建物が。(下写真)
   
     
行こうかなーどうしようかなーと言ってた
コルビジェのアパート。きちんと予定をたてて
予約してれば、今日は見られた開館日。

ま、旅行なんてこんなもんよ。
いいのいいの、だってアタシはリプシッツ邸で
カステラ食べてるのよ!

このあと郊外のカフールへ。
おみやげを買ってこの日は終了。
   
     


●3月22日(木) シャルルドゴール−成田−伊丹 =======================================================================
     
ナンダカンダで帰国日。
もう何も見ないし、帰るだけ。午前中は荷造りにはげむ。

右は戦利品たち。といっても自分用には本が数冊だけ。
最後に近所のスーパーへ買い足しにいく。

いよいよパリともお別れ。
怒涛の日々にサヨナラです。
J子もやっと平穏な日々に。
     
右写真は
ポール・アンドリュー(Paul Andre)設計の
シャルル・ド・ゴール空港。 左の空港駅もそうですが。
逆円錐状のライトコートの中をエスカレーターチューブ
が何本もとんでいて、その乗り口で、搭乗者と見送り
とが別れる。 ちょっと泣きそうになりますよ。

私たちもここでお別れ。シートも非常口前を確保したし
まだ1時間半もあるわ、と余裕だったがやっぱり早く行
ったほうが。。。と虫の知らせ(ロンドンでも学習済み)。

案の定、パスポートコントロールは長蛇の列。しかも
ようやく次の順番、て時に、ヨーロッパ人の列に並んで
ることに気づく。 時間はあと1時間。 まだこの後、セキ
ュリティも待ち受けてる。並びなおしてる時間はない。
  
 

当然、となりのアジア人列の女性にお願いする。

  私  「エクスキューズミー、前に入らせて!」
  女性「。。。。?」
  私  「アイハブノータイム、プリーズ前に入らせて!」

少なくとも、あせってる感は演出できたようで、微妙に後ろへ下がってくれた。

この後のセキュリティも同じく行列。結局10分前にようやく乗り込む。
が、結局、そんなやつが大勢後ろにいたみたいで、1時間近くの遅れで離陸。

     
成田に着いてから3時間待ちの予定が出発遅れの
おかげで2時間に短縮。 帰国者お約束のうどん屋へ。
ざるうどんにしようかな。イヤ待てよ、ざるそばあるやん。
あぁぁぁ、どっちにしよー、とメニューをめくると 燦然と
輝く、<そば&うどんセット(ざる出来ます)>の文字。

。。。さすが旅行者を分かってらっしゃる。

もちろん注文しました。。。
さらに 時間があったので、搭乗口売店でコレ買いました。
フランスに行った記念に。カワイイでしょ。各社あり。

乗ったのはANAだけど。
    
  右は、帰国前日にスーパーで買ったノルマンディーのチーズ。超美味。後日、日本で
買いに走ったが、このADC表記のものは日本に輸入されてない、とのこと。
殺菌か無殺菌かなどの製法区別らしい。 ひょっとして持って帰ったらアカンかった?
                       

「パリ編」終わり。  お疲れさまでしたー。
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