ナツツバキの家 設計データ

  計画地   京都市右京区
  用途
    専用住宅
  工事種別  新築(あずきコース)
  建物規模  ・構造:木造2F建  ・延床面積:
  
設計期間  2005年6月中−2005年7月 リビングビジョン 
  工事期間  2005年8月中−        *株式会社京都不動産ネットワーク


 
6/14/日/曇り  1回目の打ち合わせ(ヒアリング)
京都の蒸し暑さが始まったころ、 クライアントのご自宅に初めて伺いました。どのパターンでもそうですが、お話を聞いてからまず現在のお宅を隅々まで拝見し、住み方や持ち物を把握します。「片付いてないから...」「イヤイヤおかまいなく」とお約束のような会話の後、本当にかまわずどんどんチェックしていきます。持ち物のボリュームを確認しやすかったのは、奥様が片付け上手だからかしらん。ちなみに決して興味本位ではありません。これは、新居に入れる物量を知るだけでなく、ご家族の住まい方や使い方をイメージしてプランに反映させるための重要な作業です。
     
 

6/18/木/曇り
ご家族のご希望(ほとんどご主人、奥様は話をしめるとこはしめて、といったすばらしいコンビネーションによる)をうかがった上で、後日さっそく現地視察。現場は宅地開発の一区画なので、どーんと広く造成された状態。周辺は閑静な住宅街、前面道路が少し狭い以外は、緑も多く申し分のない環境です。事務所も自宅も町中のゴチャゴチャした所に住んでいる私たちには別世界のような。



  今回は設計メニューのうち「あずきコース」です。いわゆる建築条件付で土地建物をご契約されたうえで、基本プランだけを外部設計者に依頼する、というパターン。要望を整理しながら同時に、すでに決まっている条件とすりあわせていくつかのラフプランを作成し検討します。
     
 
2回目の打ち合わせ(初回プラン提示)
上記ラフプランを整理したものを数案、提示して打ち合わせをします。クライアントの希望するイメージ(モヤモヤした「こんな感じー」みたいな言葉)を形にして「こういうことだと思う+こうしたらどうか」という私たちとの最初のすり合わせみたいな場です。このときは「そうそうこんな感じ!」と進み、具体的な機能性(住まい方、使い方など)を確認しつつ修正方向が決まり次回最終提示する、ということになりました。場合によっては「うーん何か違う」とか「イメージはいいんだけど使い勝手がちょっと」という話ももちろんあり得ます。その場合は、ではどこが違うのか、どうしたいのかということを改めてヒアリングして修正するためのタタキ案でもあります。

3回目の打ちあわせ(2回目プラン提示)
前回のラフプランを修正したものを再度お見せして内容確認します。ここでちょっとした変更が出ましたが特に他に影響する内容でもないのでこれで決定となりました。
     
  4回目の打ち合わせ(最終案提示)
前回打ち合わせで決定した修正を盛り込んで
お渡します。今後もし施工者との打ち合わせが必要であれば 出席する旨を伝え、これで今回のあずきコース業務は終了です。

8月吉日 地鎮祭
前日の雨がうそのように晴れわたり快晴。
本来なら業務終了した私たちは参加できない
のですが、クライアントと施工者のご厚意で地
鎮祭に設計者として招待されました。炎天下
の中、クライアントご家族、施工者、設計者の
三者が工事の無事を祈ります。



 

10月22日 現場
突然クライアントから連絡があり「ちょっと現場を見てもらえないだろうか」何事かと緊張したのもつかの間、聞けば現場に入ってからやっぱりうまく想いが伝わらず、だけど日々現場は進行し、、、色々決めかねていることもあり、助言を、とのこと。とにかく見ないことにはと現場へ。

行けば テラス、デッキ、植栽、ガレージなど限られた予算の中でのオプション工事に迷い、現場とオーナーが固まったままのご様子。とにかく、現場の進捗を確認した上で、当初イメージに近いオプションを優先順位を決めて選択し、追加見積りを依頼してことなきを得ました。ようするに通訳。でも設計の仕事の大半は通訳みたいなものなので当たり前の話なのですが。

オーナーいわく「この一件は、現場期間の中でも大きなヤマでしたよ!」
いやそんなオーバーな。まだこの先、なんぼでもありますって。「で、今日の分のお支払いは。。。」
ホントもういいですから。 そのかわり完成したら必ず招待してくださいねっ!「もちろん必ず!」
工事が無事に完了することを祈りつつ。